金属で3dプリントができる機種

2014年に「レーザー焼結(SLS)」の特許が切れたことで、今世界中で爆発的に金属用3dプリントの開発競争が起こっています。この分野はドイツが先進国ですが日本国内でもすでにいくつかの企業で機種が発表されています。現在は出来ないことも多く解決されなければならない問題も多々ある金属3dプリントですが、人類の歴史に革命をもたらすことは間違いありません。日本政府はこの分野を積極的にバックアップしようとしており、ベンチャー企業に補助金を出すなど本腰を入れて取り組んでいます。今後もますます研究が進み、新たなしくみの開発や性能の向上、扱うマテリアルの多様性とともに価格面でも熾烈な競争が行われていくでしょう。それでは現在日本で使われている機種について概要を見ていくことにします。

日本国内で使われている外国メーカーの機種

「EOS」ドイツ。国際シェアNo.1です。多数の特許を持つパイオニア的存在です。初心者に優しいシステムで特定の分野に特化していないオールラウンドプレーヤー的な機種です。「SLMソリューションズ」ドイツ。造形範囲が広く、4つのレーザーによる同時造形が可能です。パラメータの設定がやや難しく上級者向け。「3DSystems」アメリカ。もともとはフランスの「PhenixSystems」という会社の機種でしたが買収され今に至ります。昨年爆発的に日本に普及しました。粉末を敷き詰めた後ローラーで圧をかけるので密度が高く出来る特徴があります。「Concept-Laser」ドイツ。レーザーを走らせる方式が独特で、汎用性があって使いやすい機種です。最近急激に販売を伸ばしています。

日本メーカーによって開発された機種

「LUMEX25」「LUMEXAvance-60」松浦機械製作所。パナソニックの特許を使って製造され、造形をしながら同時に輪郭を仕上げてくれる画期的な金属3Dプリンターです。日本でのパイオニア的な企業でさらなる飛躍が期待されます。「OPM250L」ソディック。「2014年第57回十大新製品賞」「2015年第45回機械工業デザイン賞日本力(にっぽんぶらんど)賞」「2015年度グッドデザイン賞」と数々の賞を取った機種で価格も最安値6500万を提示して注目を集めています。「LASERTECシリーズ」DMG森精機。指向性エネルギー堆積(directedenergydeposition)方式を使った機種で粉末積層造形に比べ速度が格段に速いのが特徴ですが、今はまだ価格が2億とも言われ、今後の改良と価格低下に期待が持たれます。